27 Oct難を乗り越えられる相手

彼の精神状態を知った私は、彼の心のサポートをしていくことを決意しました。
直接的な介護は出来ませんが、彼のサポートくらいなら出来ると思ったのです。
仕事と介護で疲れている彼をサポートするのは、並大抵のことではありませんでした。
それでも、彼を支えられるのは私しかいないと思ったのです。

彼が介護をするようになってから1年が経ちました。
時には旅行に連れ出して、介護から頭が離れるようにしました。
そんな時、突然彼にプロポーズされました。

「これからも介護は続くし、オマエにも迷惑は掛けるだろう。でも、俺はオマエと結婚したい。オマエしか考えられない」

そう言われました。
これが1年前だったら断っていたかもしれません。
でも、私にも両親がいます。
一人っ子の私は、介護をする家族が他にいません。
私が彼と同じ立場だったら?
そういうことを真剣に考えさせられる1年間でした。
楽しいことばかりではありませんでしたが、彼とだったら辛いことでも乗り越えられるという自信をつけました。

私は彼のプロポーズを引き受けました。
友達にも両親にも反対されましたが、いずれは誰の元にもやって来る問題です。
順序が違うだけで、この状況が不幸だとは全く思えません。

こうして、私は彼と結婚しました。
彼にはしっかり働いてもらいたいと思ったので、私は仕事を辞めて義母と交替で介護をすることにしました。
義父の状態は、ほんの少しずつですが良くなってきています。

恐らく、晩婚化が進むと、このような問題を抱えた人達が増えるでしょう。
それで諦めてしまう人も少なくないと思いますが、難を乗り越えられる相手だったら結婚してもいいと思います。
私は、周りの心配よりも彼を信じました。
実際のところ、介護が大変な日もあります。
新婚らしい雰囲気もありませんが、ものすごく得るものが多いです。
それに、彼との仲がものすごく深まりました。

あの時の合コンに出席して良かったと思っています。
彼が介護をすると言い出した時は、合コンに出席しなければ良かったと思ったのに…。
私の人生は彼なしでは考えられないし、彼以外との結婚生活は思い描けません。
それは結果論かもしれませんが、私たちには確かに見えない赤い糸があったのだと思います。
大変な日々の中にも笑いがあり、小さな幸せがいくつも存在しています。
そんなプレゼントを与えてくれる彼に感謝しています。
どんなことがあっても、この先は乗り越えていけそうな気がしています。

11 Oct付き合うって大変!

彼は私より3つ年上の32歳でした。
兄弟姉妹が6人もおり、末っ子だったためにご両親は既に70代でした。
末っ子だから関係ないと思っていましたが、誰よりも愛情深い人です。
彼のお父様が倒れて介護が必要になり、なぜか彼が介護を引き受けることになりました。
実家に住んでいたのが彼だったというのもありますが、ここで一悶着がありました。

私たちは正式に結婚のことについて話し合った訳ではありません。
ご両親には挨拶していましたが、婚約者として紹介された訳ではありませんでした。
ご両親はなんとなく結婚するんだろうなと予想はしていたようです。
それなのに、未婚の息子に介護をさせるなんてどうかしていると思ったのです。

私は彼と今までで一番大きな喧嘩をしました。
家族のことが入ってくると、他人の私には太刀打ちが出来ません。
いつまで続くか分からない介護を、
なぜ一番若い彼が引き受けなければならないのかが理解出来ませんでした。

でも、彼には年齢とか関係なかったのです。
手を貸せる人がやればいいと考えていたので、

定時で仕事が終わる自分が看るのが一番いいと考えたようです。
私はこのことで結婚が先延ばしになるだろうと、

自分のことしか考えられませんでした。
「私との結婚が先延ばしになってもいいの?」と勝手な言い分を話しました。
彼は自分の考えを話してくれました。

・いくつになっても介護の問題はやってくる。我が家はそれが早かっただけ。
・結婚は先延ばしになるかもしれないが、結婚するならオマエと決めている。
・結婚は俺の気持ちだけではどうにもならないから、信じて待てないなら他の相手を探せ。

そんなところでした。
結婚に関しては、やはり真面目に考えてくれていたようです。
でも、先の見えない介護は、10年以上になる可能性もあるのです。
そんなに待つことなんてできません。
彼のことが信用出来ないわけじゃないけれど、このまま歳を取っていくのも嫌でした。

私は別れを決意しました。
彼の心の支えになろうなどとは思わず、自分の幸せだけを考えようと思ったのです。

ところが、神様には本当のことが見えているようです。
私が別れ話をしようと彼と食事に出掛けると、彼が初めて弱音を吐きました。
正直言うと、自分でもこの先のことを考えると気が滅入ってくるというのです。
彼が1人で行う介護ではありませんが、少々苛立っているお父様との喧嘩が絶えず、

正直精神的にまいっているというのです。
私はそんな彼に別れ話など出来ませんでした。

27 Sep息の合う人に出会った合コン

合コンでの出会いなんてないなんて言う人もいますが、

私はあまり悪い合コンに参加したことがありません。
高校生の時に初めて参加した合コンで、初めての彼氏が出来ました。
女子校だったので、合コンかバイト先くらいでしか出会いがないというのが正直なところでした。
塾で彼氏が出来たという子もいましたけどね。
お酒も入らない(高校生だから当然ですが)、

今で言うランチコンパみたいなものだったので、

グループ交際からカップルが誕生したという感じでした。

最初の合コンがあまりにも良い印象だったので、

その後に参加した合コンでも真面目な出会いが期待出来ました。
高校の時の彼氏とは受験と共に自然消滅してしまったけれど、

大学に入ってからも社会人になってからも、私は全て合コンで彼氏を作ってきました。
そんなに付き合った人数は多くありませんけど…。

時が経ち、私は30歳を目前としていました。
仕事にも趣味にも忙しくしていて、周りは8割ほど結婚していました。
そんなに結婚に興味はありませんでしたが、

「いい出会いがあったら次こそは結婚に結び付けられたらいいな」と思っていました。

同僚に誘ってもらった合コンで、ものすごく息の合う人に出会いました。
彼は今まで出会った彼氏とはちょっとタイプが違います。
男らしい優しさがある人で、なかなか頭の切れる人でした。
会話していても途切れることがないので楽しいし、

オンオフの区別がハッキリしていて気持ちの良い人でした。

合コンで意気投合して、何度か2人で会っているうちに交際に発展しました。
彼はバリバリの江戸っ子なので、最初から言葉は結構汚かったです。
引いてしまう女性もいるかもしれませんが、

なんでも本音で話す彼がどんどん好きになっていきました。

彼とは笑うツボや好きな食べ物など、色々なところで共通点がありました。
唯一違っていたのは、お互いの趣味でしたね。
2人で出来る趣味は一つもありません。
それでも、2人で遊んでいる時はものすごく楽しいし、

あっという間に時間が過ぎて行ってしまいます。

そんな彼とはよく喧嘩もしていました。
激しい喧嘩になるので、私の友達は「また結婚は遠のいただろうな」と思ってしまったそうです。
もう少し穏やかな付き合いじゃないと、結婚生活は難しいと誰もが思っていたようですね。

でも、私たちは「いつかは結婚したいね」とよく話していました。
なんとなくですが、お互いになくてはならない存在であると思っていました。
ある事件が起こるまではですが…。

15 Aug父も祝福の結末

私はそこまで言われて初めて先輩の言いたかったことが分かりました。
今まで恋愛対象として全く見たことがなかった身近な人でした。
よきお兄さん的存在といった感じで、
よくよく考えてみると気がつけばいつも側にいて仕事面でもサポートしてくれていたし、
プライベートでもなんでも話せる先輩でした。

そんな彼から告白を受けた私は一瞬ぼう然としてしまいましたが、
それと同時に瞬時に
(この人を逃してしまったら、次こそ本当に私の未来はやってこない!)
と直感的に感じました。

衝撃的な告白を受けて、しばらく考え込んだ私でしたが、
すぐに答えはでていたので私はゆっくりと「どうもありがとう。」と答えました。
いきなりこういう状況になってしまい、お互いにどうしてよいかわからず
非常に照れくさい雰囲気が二人を包みました。

そのあとは、いつものように2人で最寄りのスタバに立ち寄って
コーヒーを一杯のんで色々な話をしてから別れました。

それから私は、彼と正式に交際することになりました。
私の結婚を心配していた父親にも昨日のことをすぐに報告しました。
私に言ったように、お見合いの話を準備していた父親は一瞬苦笑いをしましたが、
「自分で相手を見つけられればそれ以上の事はない、
うまくいくといいね。よかったよかった。」ととても優しく微笑みかけてくれました。

その後、忙しい彼との交際期間は本当に慌ただしいものでしたが、
季節はあっという間に過ぎていき、その年のクリスマスに先輩のほうから
プロポーズをしてくれました。

話を聞いてみると、実は私が気づいていない長い間、
彼は私のことをずっと想ってくれていたようでした。
私が彼に振り向いたことで話がトントン拍子に進み、
比較的早く結婚の話になった流れでした。

それから半年後、私たちは同僚の人たちに暖かく見守られる中、
結婚式を挙げて晴れて夫婦となりました。

私はまだまだ仕事を続けたかったので彼に相談したのですが、
快く応援してくれたので、その後も同じ法律事務所で
しばらく共働きの日々を過ごそうと考えています。

今振り返ってみても、彼と出会い、
交際に至るまでには色々な偶然が重なっていたと思っています。

本当に運命的な出会いとはひょんなことが
きっかけで訪れるものなんだなあと思いました。

08 Aug先輩からの告白

“そんなことを父に言われてから数日後、
私は同じチームの同僚数人で仕事帰り久々に日比谷へ食事に行きました。
私より十歳以上年上の上司にあたる弁護士さんとその部下のグループです。

私はいつもヘタレキャラで、こうした同僚との食事会に行くと
いつも仕事のことにつけ、プライベートなことにつけ、
泣きごと言ってしまうので毎回みんなからからかわれていました。

その日も、私は調子に乗ってお酒をどんどん飲み饒舌になっていきました。

私がみんなに聞いてもらいたかったのが、
先日父親から言われたお見合いの話でした。
私は日ごろからあまりに自分のプライベートな事を隠すタイプではなく、
どちらかというとオープンな性格なのです。
でも、それは聞いてくれる人たちが全員信頼のおける人たちだからでした。

「なかなか私が結婚しないものだから、とうとう父親がしびれを切らして、
今度自分の知り合いと一度お見合いをしなさいと言われてしまったんです。
もう、私もうそろそろ潮時かな。

あんまりもたもたしていたら本当に相手にしてくれる人もいなくなってしまうし、
子供だって産みたいから年齢的なことも真剣に考えないといけないです。
私の人生なんてこんなもんだ。」

とかなり自虐的にそしてユーモアを交えて話したつもりでした。
案の定、いつものように聞いてくれた同僚たちは、一笑した後、

「でもそれは本当に大変だね、まあ、出会いという意味で
一度顔合わせしてみてもいいんじゃないの?」

と弁護士らしく非常に的確なアドバイスをしてくれました。
私としても、一度その相手に会ってみるという事は全く抵抗ありませんでした。
今は付き合っている彼氏もいないので、もし会ってみてフィーリングが合いさえすれば、
快くその人と付き合えると思っていました。

もし、一回会ってみてどうしても無理と思ったら、
父親に謝り倒して断ればいいと思っていました。

その日は、そんな私の話で大盛り上がりして解散しました。
いつも飲み会があると、同じ方向の同僚と一緒に電車に乗って帰りますが、
その日もいつものように比較的歳の近い先輩弁護士さんと一緒に
家路に向かっていました。

「今日は、面白い話をしてくれたね。みんな笑っていたけど、
実はすごく真面目な話だよね。
本当に流れに身を任せたままお見合いしちゃうの?
話を聞いていて、そんなくだらないお見合いなんかする必要ないと僕は思うけど。
そんなお見合いしないでいいよ!」

といきなりその先輩は私に言ったのです。

私は、いつになく真面目にそんなことを助言してくる先輩の真意が
初めはまったく理解できていなかったのですが、
私がキョトンとしている姿を見て先輩の方がもう一言声をかけてくれました。

「そんなお見合いしないで、よかったら僕と付き合おうよ…。」と。

 

06 Augなかなか出会いのない職場

私は現在、弁護士事務所に勤務しているパラリーガルです。
大学卒業後から数えてはや5年が経ち、
もうそろそろ三十路に突入しようというところまできました。

法律事務所に勤務しているという仕事柄、普段関わる人間は大体弁護士の男性で、
よく友人などからは「うらやましい、誰か紹介してよ~。」
と合コンのセッティングなどをお願いされることが多いです。

しかし、現実にそういうこともそれほど多くありません。
入所当時は、自分の年齢も若かったため、自分のほうからというよりむしろ、
弁護士の男性の方から合コンに誘われる事の方が多かったです。
一時は引く手あまたと言ってもいいくらいの感じで、
出会いに不自由はない感覚で毎日を過ごしていました。

しかし、あれよあれよと言う間に歳月は過ぎていき、
30歳近くにもなるとびっくりするほど声がかからなくなってきてしまいました。

明らかに、私の鮮度は男性陣から見ても落ちているように感じました。
潮が引くようにお声がかからないのです。
この時、初めて(いよいよ私もヤバクなってきたな…。)と思いました。
でも、ジタバタしたところで現状打破できないのでどうしようもなく日々を過ごしていました。

確かに、それなりの焦りが私にもありましたが、
そんな状況下でもまだ結婚しないでも大丈夫だろうとたかをくくって
そのまま勤務を続けていました。

そんな私を見かねたのが実家に住んでいる両親です。
私は三姉妹の三女ですが、上の二人もまだ結婚はしていません。
しかし、上の二人の姉は自分の仕事をしっかりもっていていわゆるキャリヤウーマンなので、
親のほうも末っ子の私の状況とは違うと思っているようです。

とにかく両親は私に日々も早く結婚をして欲しいと思っているようでした。
大学卒業後、弁護士事務所に就職が決まった時は、
遅かれ早かれ同僚の弁護士と結婚できるだろうと勝手に安心していたようなのですが、
なかなかそう話しは上手くはいかないと親のほうもやっと理解をしたようでした。

「30歳を過ぎると縁談の話もだんだんとなくなっていくので、
一度お父さんの知り合いとお見合いをしなさい。
もしくはここの婚活パーティーへ参加しなさい。」
ととうとう父に言われてしまいました。

医者の父が紹介をしてくれる男性はおそらく医者だろうと思います。
私は、なんとなくこのレールに乗ってしまって、
勧められるがまま結婚をしてしまうんだろうなと無気力に考えてしまいました。

 

05 Aug結婚相手を見付けました!

私の担当者に恋愛傾向を言い当てられて、正直ショックを受けました。
その傾向を打ち破るには、担当者が合うと判断した男性を受け入れるしかないからです。
これは私の本意ではないなと、心に鍵をかけていました。

相談所主催のパーティには何度か出席しましたが、前に参加していたパーティと比べると地味な男性が多かったのです。
あまり気乗りがしないので、発展はありませんでした。

しばらく悩んだ末に、担当者に紹介された方と初めてお会いすることを決意しました。
何かが変わるかもしれないという希望を持って。

紹介された方は、見た目はかなり地味な感じでした。
でも、今までに出会ったことがないタイプでなかなか新鮮味があったのです。
私が男性を選ぶ時は、好きなルックスと面白い人という中学生並みの基準で選んでいました。
いい歳して恥ずかしいですね。

紹介された男性は、私が求める面白さはありませんでした。
しかし、過去の私の中で接点がなかった話に長けていて、違う意味で面白いなと思えたのです。
私と違った視点で物事を見ているところも新鮮でした。
割とマニアックな視点をお持ちだったので、意外と会話が弾んだのです。

不思議なことに、私は彼と何度も会うようになりました。
何をするにも自分の中にない視点を持っているので、思いっきり世界観が変わったからです。
なんだか毎日が楽しくて仕方がなくて、このまま続いて行けばいいなと漠然と考えていました。

彼と出会ってから2ヶ月でプロポーズを受けました。
“この人との生活は絶対に楽しい”と思ったので、迷わずにお受けしましたよ。
その足で担当者に退会のご報告をしに行きました。

担当者によると、私にもマニアックな視点が備わっていると見抜いたそうです。
私にはマニアックな視点を持つ男性が心を豊かにしてくれると思い、彼のような男性ばかりを紹介してくれていたようです。

普通に生活をしていたら絶対に出会えなかった人に、婚活をすることで出会うことが出来ました。
時間を掛けてでも、根気よく活動していくことに意味があるようです。

03 Aug結婚相談所に頼る!

婚活情報をくまなく探してみると、残念ながら婚活パーティにはサクラが存在するのは否めないようでした。
それはどのようなパーティにも有り得ることで、わざわざ雇わなくてもスタッフが人数合わせに入るということもよくあるようでした。
これだけ婚活人口が増えれば、それはある意味仕方がない事なのかなと思いました。

サクラを見極めるのは難しいから、サクラが存在しないパーティはないものなのか探してみました。
出会えないのなら参加するだけ無駄ですからね。

調べてみると、結婚相談所の会員だけで行うパーティは安全だということが分かりました。
会員だけが出席できるパーティなので、出席者にバラつきが出ることがほとんどないみたいです。
その為には相談所に入会しなければならないのか…。
私も彼女も悩みましたが、婚活なのだから入会しても構わないかという結論に至りました。
結婚相談所なら、パーティ以外での出会いが可能ですからね。

正直な話、決して安い金額ではありません。
これで結婚相手が見付からなかったら、今まで貯めてきたお金が無駄になると思えるくらい思い切った行動でしたから。
でも、結婚相談所が決して高くはないと思い知らされたのは、個々の担当者の力でした。

私達は今までの恋愛経験値で男性を選んでしまいがちです。
ところが、プロの目からするとそれはある意味間違いだと言います。
定期的に紹介をして頂けるのですが、“こんな人と付き合おうと思ったことがない”と思える人をよく紹介されました。
最初は全てお断りしていたのですが、担当者に相談をすると考え方が変わりました。

出会ってからあまり時間が経っていないのに、どうしてそんなに私のことが分かるのだろうかと不思議に思えるくらいでした。
今までの恋愛傾向をズバリと言い当てられたからです。
出会って終わるまでの傾向がパターン化していて、最終的には結婚に結び付くこともなく今に至っています。
言われてみると、過去の彼氏には共通点がありました。
友達も自分の担当者に似たようなことを言われたようです。

01 Aug婚活パーティで結婚相手を見付けよう!

友達の結婚式に出席すると、結婚願望って高まりますよね?
友達の結婚ラッシュが続き、独身彼氏なしの女子同士で集まると必ずこの話になっていました。

28歳にもなるとその人数もどんどん減っていき、高校と大学の友達で残ってしまったのは私ともう1人という寂しい結果になりました。
こうなると、どちらが先に結婚するかという意味のない競争に走ります。

私達はなかなか彼氏が出来なかったので、一緒に婚活パーティに出席するようになりました。
毎回スケジュールを合せる事は出来ないので、お互いに1人で参加することもありました。
会場では出来るだけ口を聞かないように努めるようにしました。
友達同士で参加すると、どうしてもフリータイムでおしゃべりに花が咲いてしまい、折角のチャンスをものに出来ないと学習したからです。

パーティに出席する目的は当然のことながら結婚相手を見付けようということでした。
色々なタイプのパーティに参加するようになり、私達の活動はある意味パーティを楽しむことに徹しているように思いました。
その証拠として、半年経ってもこれといった出会いがなかったのです。
パーティではそれなりにツーショットになる時間が訪れるのですが、なぜかカップル成立に至らないという残念な結果が続いていたのです。

ここまで来ると、さすがに彼女も私もおかしいと感じるようになりました。
もしかして、婚活パーティにはサクラが存在しているのかもしれないと思ったのです。
探すことは不可能ですが、ネットの情報によるとサクラを募集している業者は多数存在すると知りました。
男女比を合せるためのものであり、基本的には女性のサクラが多いようです。
でも、その辺りはシークレットなので、男性側にも存在していてもおかしくはないのです。

婚活パーティは、女性がタダ同然のことが多いです。
参加しやすいのはいいのですが、出会いが妨げられるとなればそれは問題だなと思います。
私達は作戦会議をしました。
出会える婚活パーティを探そうと。

30 Julプロポーズを受けるまで

何度か電話をしている内に、私達は二人で出掛ける事も多くなりました。
そして私は亮さんへ自分から好きだと伝えました。

亮さんも私の気持ちに気付いていたそうで、スグに私達は交際を始める事になりました。
想いを伝える際に、私は卒業式で一目惚れした事を話しました。
そして、それから再開し夢中になった事も全て話したのです。

私は小さい頃から少女漫画が大好きだった為、こんな出会いに憧れていました。
一目惚れをして、再開するなんて漫画だけの世界だと思っていました。

それが現実だと、私は交際を始めてようやく実感しました。

交際中は何度か喧嘩をする事もありましたが、順調に進んでいました。
しかし次第に私達は会う時間が減って来ていました。
私もアルバイトから正社員になり、忙しい日々が続いていたからです。

亮さんも現場仕事だった為、日曜日以外はほとんど仕事がありました。
お互いに会う時間が無く、時間だけが過ぎて行っていました。

そして交際を始めてから2年が経ち、私は20歳の誕生日を迎えました。
以前よりも会う時間が少なくなり、連絡もこまめに取る事が出来ませんでした。
しかしある日、仕事が終わり携帯を見ると着信がありました。

履歴を見ると、亮さんからの電話だと気付きました。
掛け直してみると、スグ近くの不動産会社に居ると言うのです。

「何事だろう」と思いながら、後で待ち合わせをする事になりました。
待ち合わせ場所の公園に行き、不動産会社に居た訳を聞く事にしました。

嬉しい事に亮さんは私の仕事場の近くに部屋を借りてくれたのです。
私の仕事場は自宅からだと少し遠い場所にあります。
しかし実家から離れてしまうと、亮さんと会うのも不便になります。
会う時間が減り不安に思っていた私の為に、少しでも時間を作ろうと部屋を借りてくれたそうです。

そして私達は一緒に住む事になりました。
先日までの悩みが嘘のように、二人で居る時間はたくさん増えました。
仕事場が近い為、日曜日にはゆっくりと二人で昼ごはんを食べる事も出来ました。

二人で住み始めて半年が経ち、私達は結婚を決めました。
お互い仕事も落ち着き、亮さんからのプロポーズを受ける事にしました。

この時私は、何の不安もありませんでした。
「この人と一緒なら大丈夫だろう」と自信があったからです。
その気持ちは結婚をした今でも全く変わらない気持ちです。

一目惚れから私に夢を与えてくれた亮さん。
どんな時も私を助けてくれる亮さんと、幸せな家庭をこれからも築きたいと思います。